2010/6/18 金曜日

TAZI JP’S DAGDA OF CHUBASCO

Filed under: 2009 Litter,サルーキについて,ニュース — TAZI @ 13:47:38

TAZI 2009 Litter のジャンの写真が届きましたので見てください。

以前にご紹介したように成長と共にダウニーコートも抜け落ち、とてもきれいなダークレッドのコートが見えてきました。
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2010/4/13 火曜日

Tazi Jp’s Dagda of Chubasco

Filed under: サルーキについて,ニュース — TAZI @ 16:49:59

ジャンのオーナー様より成長したジャンの写真が届きました。
↓↓↓ 以前ご紹介したジャンです。そしてその記事のつづきです。
Tazi Jp’s Dagda of Chubasco

前回の記事でもお伝えしたようにジャンのダウニーコートは徐々になくなってきました。
そしてそのコートの下からはとてもきれいなレッドのコートが現れてきています。
このレッドコートは兄弟のセフィロのレッドコートと似ていますが、ちょっと違うレッドのように見えます。セフィロはより赤く、ジャンはブラウンレッドのようです。

撮影者:ジャンのオーナー
jan31.jpg

jan2.jpg

この切れ長なアイラインは兄弟ともに受け継いでいます。
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2009/10/9 金曜日

Tazi Jp’s Dagda of Chubasco

Filed under: 2009 Litter,サルーキについて,ニュース — TAZI @ 17:40:26

先週にジャンのオーナーさんとドッグカフェに行きました。
ジャンはとてもいい成長をしていました。
ジャンはふわふわな綿毛のような毛に覆われていました。こういったコートを Downy coat =「ダウニーコート 」と言います。サルーキの幼少期に稀に見られるコートです。この綿毛のようなコートは成長するにつれて無くなってしまい、とてもきれいなコートへ変わります。
これからの成長がとても楽しみです!!
dsc_6878_1.JPG 

そしてオーナーさまからも写真が届きました。
このアイライン。。。すごいです。。。
化粧をしたみたいです!!
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2009/6/5 金曜日

サルーキの狼爪(ろうそう又はおおかみづめ)について。

Filed under: サルーキについて,ニュース — TAZI @ 3:01:52

サルーキの狼爪について記載します。これは重要なことだと思います。
サルーキの前足には一般に「狼爪」といわれる爪があります。
(下の写真印の部位)
duclaw.jpg
これは爪といっても人間に例えるなら指(親指)にあたります。
この部分は爪ではなく指になるので、もちろん骨や関節があります。
日本では多くの繁殖者がこの指を切除します。
私も今日まで日本のサルーキの繁殖例に学びブリーディングの際はそれを獣医にて切除をしてきました。
切除をする理由は「この指は怪我をしやすいから」もしくは「切除したほうが足がきれいに見えるから」という事を聞いていました。私は後者の理由はあまり納得がいきませんが、「怪我をしやすいから・・・」というのには「そうなのかもしれない・・・」と思っていました。
しかし・・・2007年のアメリカのナショナルドッグショーと2008年のニューメキシコでのサルーキによるハンティングなどの経験や、世界の多くのサルーキブリーダーとの交流によってその疑問は大きく膨らむことになりました。
アメリカのナショナルドッグショーでは何百頭ものサルーキが集まっていましたが、その殆どのサルーキたちの前脚にはその指は切除されずにちゃんと残っていました。そして荒れた荒野でのハンティングを行うサルーキたちの前脚にもその指は残されていたのです。もちろんTAZIがインポートしたTooreg , Rooge , Tooneesia , Tabascoたちにもその指は残っています。
私は今までの事は間違いではないのか・・・と思い、海外の多くのサルーキブリーダーたちに問い合わせてみました。
その回答をここでご紹介いたします。 これは重要なことであり、貴重な回答であると思いますので是非ご覧ください。

はじめにアメリカのChubascoケンネル のJo-Annさんからのお言葉です。
Jo-Annさんは獣医師であり、サルーキとの生活は45年以上です。現在ではオープンフィールドコーシング(サルーキでのハンティング)をメインにご活躍されています。
※ その部位の解剖学的正しいDigitナンバー1 一般にはDuclawまたはDewclaw呼びます
この指を切除することの始まりはショードッグを示す人たちから始まりました。その指を取り除く理由は医学的に考えて、ありません。そしてそうすることによって逆に手首を弱めることになるでしょう。私は医学的理由が無い限り、神が犬につけたものを取り除くことをしません。 そして、あなた(私の事)も知っているとおり、私の犬たちは起伏の多い荒れた場所でハンティングを行っていますが、今までに
Duclawに大きな重傷はありません。
サルーキたちは身だしなみの時にこの
Duclawを使います。そして彼らの目やその他をきれいにします。・・・

Jo-Annさんらしい尊敬する回答をいただきました。
また獣医師のお言葉であると思いました。サルーキのハンティングでは何十年もの経験をもつブリーダーであり、多くの国のサルーキドッグショーの審査員をもされるサルーキのスペシャリストです。

次にフランスのサルーキブリーダーからのお言葉です。
※ その指を切除するのは その人の考えです。 切除する人は危ない場所で狩をする人が多いです。爪がはがれたりして血がたくさん出ますが大きな怪我ではありません。 「指が無いほうがきれい」っていうことには関係ありません。 コーシングをたくさんする場合はこんなもの(写真をつけてくれましたが画像が見れませんでした・・たぶんバンテージのようなものだと思います)をつけるといいでしょう。 私の場合は指の切除はしません。

次はベルギーのサルーキブリーダーからのお言葉です。
※ ヨーロッパでこの指を切除する人は少ないです。しかし私は安全のために切除します。始めに飼ったサルーキが子犬の頃にこの爪をはがしました。左前脚に2~3センチの傷をし、縫ってもらいました。
私は生まれたその日にこの指を切除します。この指はサイトハウンドには必要ないと思います。怪我のもとになるだけだと思います。・・・

人それぞれに様々な考えがあるようです。。。
私が思うには「どの答えが正しくて、どの答えは間違っている」というものではないように思います。
「どれが正しくて、どれが間違っている」のではなく、「自分はどいう考えでそれをしないのか」「どういう考えでそれをするのか」というところにあると私は思います。
それにはやはり知識が必要だと思います。知識を身につけるのに一番いいことは実際に見ること、体験すること。次に実経験の豊富な方より実際聞いて学ぶことが大切だと私は思います。この狼爪の経験に関してはコーシングなどが行われる海外の情報が必要だと私は思います。

おそらく海外から日本へインポートされたサルーキたちのほとんどにその爪はついているのではないでしょうか・・・。
サルーキを自由に運動させられる場所の一番少ない日本では、その爪を切除する理由も一番少ないように私は思えます。

そして私は今後のブリーディングではこの指をそのまま残すこととします。
理由は生まれてきたそのままの姿でいること。やはり私の意志で身体の一部を取り除くことは私はしたくないからです。
Jo-Annさんの考え方と私も同じです。
またその爪があってもサルーキの足は私には十分にきれいに見えます。

今後のTAZIのブリーディングでは狼爪の切除をやめます。
それは私の回答です。

2009/2/1 日曜日

スムースサルーキ

Filed under: サルーキについて,ニュース — TAZI @ 0:18:34

サルーキは飾り毛(フェザリング)のあるフェザードタイプと飾り毛のないスムースタイプがいます。
私の知る限りでは日本でスムースタイプのサルーキはかなり少数であると思います。
フェザリングの有無以外には同じであり、大きさ・体重・性質などに違いはありません。
サルーキではスムースタイプとフェザードタイプを組み合わせた繁殖も行われています。
しかしスムースタイプが誕生するには片親(父犬か母犬)が必ずスムースタイプでないと生まれません。日本にスムースタイプが少ない理由はここにもあると思います。
それとは逆にフェザードタイプは両親がスムースタイプであっても誕生します。
父犬と母犬の両方の両親がスムースタイプから誕生したフェザードタイプの組み合わせであってもスムースタイプは生まれません。片親のどちらかが必ずスムースタイプでないとスムースサルーキは誕生しないのです。

スムースタイプとフェザードタイプはフェザリングの有無以外には同じです。スムースはフェザリングが無い分お手入れなど(食事の時など耳のフェザリングをスヌードで保護をしたり)に気を使わなくてもいいですが、一緒に生活をしていてスムースにはそれなりの注意点もあるように思います。
これから沢山の新たな発見をしていくのがとても楽しみです。
何かに興味をもち、色々と知りたいと思うことにこれからの楽しみが生まれます。アメリカでのサルーキのハンティングを経験した事もそうでした。自分が実際に見た事、体験や経験をした事、実績のある事はいつかそれに興味をもって知りたいと思う人に伝えられることだと思います。

アメリカから我が家に来たスムースサルーキのRoogeとTooneesiaも今は完全に慣れてきました。
この子達の性格もわかり、意志も通じ合います。私の言葉も理解できるようになったと思います。
若干シャイな性格ではありますが弱い性格ではなく、とても賢いサルーキたちです。
呼びはとても効き、良い性格をしています。

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2009/1/30 金曜日

サルーキとスルーギとアザワク

Filed under: サルーキについて,ニュース — TAZI @ 22:39:34

サルーキとスルーギ、そしてアフリカはマリ共和国原産のアザワクという犬種がいます。
スルーギは少数ではありますが日本にもいると思います。スルーギはモロッコなど北アフリカ原産で、食事はラクダのミルクやフルーツだったと言われています。
しかしアザワクは私が知る限りでは日本にはいません。おそらく入手のとても困難なハウンドであることと、サルーキと比べると性格が少々難しいとヨーロッパの友人から聞きます。アザワクはサルーキより独立心の強いサイトハウンドだそうです。
アザワクはヨーロッパの愛好家にて大切にされています。リンクページにあるベルギーのダニエラさんはサルーキとこのアザワクも飼われているそうです。

外観上の違いでは立ち姿を横からみた場合、サルーキは若干横に長い長方形になり、それよりも若干足を長くして高くしたのがスルーギ。それよりも高くしたのがアザワクとなります。
耳の大きさはサルーキが一番大きく、つづいてアザワク、スルーギとなるようです。

私はこの三犬種はとても好きな犬種です。しなやかでいて力強さのある流線形のボディと気品に満ちた顔。独立心のある性格は魅力です。
しかし私が今後も一緒にいるのはサルーキ以外にはありません。

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